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昨日は孫泰蔵さんやイトケンさんの運営するインキュベーション会社であるMOVIDAさんの第五期プログラム参加起業家向けのメンタリングイベントに参加して参りました。

ペイフォワードという、良いことをされたら、返して行くと言うそういう(特に起業家の)文化のことを特に北米では言うようですが、昨日のイベントはペイフォワードを促進するようなイベントだったように思います。

ちなみに、先日IVSと言うインターネット業界最大のカンファレンスが開催されたのですが、そのときも大事なのはペイフォワードだとZendesk CEOも言っていました。

参考:【起業家の悩みは万国共通?】デンマーク発ベンチャーの創業ストーリーと苦悩
http://u-note.me/note/47487216

さて、当日何をしていたかと言えばメンターとして参加していたLINE森川さん、アクセルマーク尾下さん、アイスタイル菅原さん、ロケーションバリュー砂川さん、gumi國光さん、クラウドワークス吉田さん、コミュニティファクトリー松本さん、メルカリ&trippiece 小泉さん、インキュベイトファンド村田さん、グロービス高宮さん、グリーベンチャーズ堤さん、ベンチャーユナイテッド丸山さん、ANRI佐俣さんなどの豪華メンターに混ざってSkyland Venturesから木下は参加して参りました。

朝の10時に集合し、一社20分間のメンタリングタイムを8セットくらい夕方まで行うイベントで、サービスローンチ済みのチームから、まだパワーポイントの企画書段階のチームまで様々でした。

僕がメンタリングさせて頂いたチームでは
-スマホカメラを使ったリアルタイム英文翻訳アプリ
-本の貸し借りプラットフォーム
-子供の数秒の動画を繋ぎ合わせてアルバム作れるスマホアプリ
-予定調整をスムーズにするサービス
-ミュージシャンのためのGithubを標榜する楽曲共創プラットフォーム
-GIF画像版Bokete的なサービス
-ギターエフェクトの比較サイト

などのサービスプランをそれぞれ現況聞きながらフィードバックをする役割でした。

そんな中で思ったこともあって振り返り。

1.強烈なニーズのあるサービスであるか

当日最後の会の締めにおいても、LINE森川さんより、サービスのニーズが強いかどうかを意識しましょうとの旨の話があったのが、まさにそんなように思ったところがありました。

ビジネスモデルが無くとも良いので強烈なニーズの強いサービスである必要があるかなと思いました。

例えばAmazonは本をネットで買えるというサービスかと思いますが、「買う人」と「売る人」のためのサービスの中で「買う人」のためのメリットやニーズと強く向き合い続けていると思います。

急速に伸びてるサービスは、ある一点だけかもしれないが、非常にニーズの強いサービスが多いので、新しいサービス立ち上げにおいても強く考えて行きたいポイントです。

あとは、小さいニーズより、将来LINEを超えるくらい多くのユーザーを作れるポテンシャルのあるサービスが良いのだろうと思いました。

そんなのが見えていることはまず無いけれど爆発する可能性を感じるチームなのか、プロダクトなのかどうかというのは大事かなと思い、そのポテンシャル感をもっともっと意識したいと思います。


2.起業家が遠慮し過ぎである
これは自分の支援先のメンバーの一部の人にも言えることですが、MOVIDAに参加していた起業家全員受け身だなと思いました。

メンターとして参加していた先輩起業家やベンチャーキャピタリスト全員へ名刺交換しまくってる人はいなかった印象だし、立ち話でも良いのでフィードバックして欲しいという人もいなかったのでは無いだろうか。

LINE森川さんやgumi國光さんなどと個別面談依頼してもなかなか時間を貰いにくいと思うので、自分の事業にプラスになると思えば突撃すべきでは無いだろうか。

それから個別面談をする際にも何を聞きたいなど、論点がまとまってる人はいなかった。これまた受身だなと。

僕自身現在総額4億円を超える規模のSkyland Venturesファンドを作るため、この一年間に出資者を募る上で、日頃よりお世話になってる人にも会いに行きましたが、上場企業の創業者の本を読んで会いに行き、一年越しではありましたが、数人からファンドへ出資して貰いました。元々は特になんの接点も無かったのに、です。

そこを起点に紹介して貰った人なども合わせれば1億円以上は、本を読んだ出会いから応援頂いていて、本当に感謝しています。

このとき応援して頂いた皆様とは一生一緒に仕事をし続けたいと思っていて、感謝しています。

大会社の新規事業とベンチャーに差が出るのはベンチャー起業家達はペイフォワードの概念が強くあり、相談されれば応援してくれる人がたくさんいる。起業家には起業家と言うだけでプレミアムが乗っているように思います。

なぜMOVIDAに入ったかを起業家に聞くと大概、環境を変えたり、心機一転やりたいと言っていた。

だとするならば、このペイフォワード文化をもっと信じてもっと前のめりに、もっともっとエネルギッシュにやった方が良いのではないだろうか。

僕は2014年1月からはMOVIDAさんのご好意で、渋谷のインキュベーション施設にお邪魔します。MOVIDAメンバーの皆さま来年以降もよろしくお願いします!今回、会場提供頂きましたアイスタイルさん並びにアイスタイル菅原さんありがとうございました!

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