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今日まで3日間、半年一度の日本を代表するインターネット系ベンチャー経営者が600名集まるカンファレンスIVSにスタッフとして参加してきました。カンファレンス自体は2日、準備1日。

今回で通算5回目のスタッフ参加をさせていただきましたがいつにも増して面白かった。ここでのセッションの学びが大きいと思えると、自分が一歩前に進んでいるのでは無いか、そんな風に思える時間をいただきました。運営のIVP小林さん田中さん小野さんには本当に感謝しています。

特に印象に残ったのは下記のセッション。

コロプラ・GMO・スタートトゥデイの財務トップが語った「IPOストーリー、その後のIRの実際」
http://u-note.me/note/47487225/?page=2

コロプラCSO長谷部さんのプレゼンテーションにみんな舌を巻く感じでした。

コロプラはスマホネイティブゲームの連続ヒットで、今や時価総額3000億円を超える企業。3000億円と言えば大手テレビ局や博報堂などと同規模の水準。

その時価総額や成長ポテンシャルを体現する現場についてプレゼンテーションがあった。大和証券のアナリスト出身のコロプラ取締役CSO長谷部潤氏のプレゼンから一部抜粋すると。


■IRとは、フレンチでのサーブの如く。エンジニアはシェフで、どういったものを持っていくのかがサーブに任されています。

■まずやるべきは、ボトムアップで数字をスパイスにして組み立てたメニューを決めること。

■例えば弊社は、社員100名中、開発が80名であり、それも外注が少なく社内にノウハウがあると伝わるようにする。

■またApp Storeのランキングでも、何位にどれくらいの期間いたのかをポイントで表し、全体で見た時の会社の強さを伝えます。

■その後、メニューを持っていきます。その際、写真ではなく文字で表現することが重要で、ロジカルで美しい一覧性のあるメニュー構成で妄想させることが必要になってきます。

■コロプラは上場前から「お皿を出す順番」を考えていました。その出す順番は「スマホ売上比(IPO時)→ネイティブアプリ→複数のアプリ展開」

■当時、スマホ普及率が30%程度だったことを説明し、ブロードバンドの普及率に伴う、主要ネット企業の株価の推移を重ねることで、説得力を上げた。

■その時はスマホ売上比率が87%(当時、50%でも高い)と非常に高い数値であったため、成長が見込めることが分かりました。 IPO時は、スマホ売上比率だけを説明し、それを美味しく食べた後に次のお皿を出すことにした。

■次は、2Qでネイティブアプリについて語ることにして、「ブラウザと違い、ぬるぬるとした操作感を実現することができます」と説明し、とにかくスペシャリティであることを詳しく解説したのです。こうして、ここでなければ食べれないと徐々に思わせていくようにしました。

■まずは、スマホの波に乗っていただけると語り、次にネイティブアプリを出せるのはいくつもありませんと絞っていきました。

■最後に、複数アプリのポートフォリオを独自の戦略として説明しました。今思うと、ここが重要であったと思います。「弊社は乗っているだけ→やっているだけ→弊社しかできない」というようにIRのまとめ方を想定し、事業の整理をすることでアプリを当てる確度は高まっていきますと語りました。

■最初からネイティブアプリと言っても、機関投資家はわかりません。徐々に分かるように話していくことが大切です。

■時価総額100億円未満では個人主体で機関投資家は投資が困難になり、100億~500億では中小型ファンドが参加し、1000億までのいくと外国人が参加し、ファンド全般が参加するようになります。1000億を超えてくるとカバレッジが開始され、3000億を超えるとカバレッジが多数になっていくのです。結論としては、時価総額はつくれます。

このようなプレゼンだった。ベンチャーのサービスやマーケットの動きは一般の人間にはとにかくわかりにくいことだと思う。

そんなところに対してコロプラはスマホゲームの流れと、自社の状況をわかりやすく説明していて、なお、それが事業の成長と非常にリンクしているので、継続ヒットが難しいコンテンツの業界で一過性な感じがしない。

非常に素晴らしいプレゼンでした。その後コロプラ千葉副社長のセッションもありましたが、Kuma the Bearブランドは社長直下のチーム立ち上げたていった話など本当に各局面で重要な勝負をかけている会社だと思わされました。

最近、投資先とのミーティングもほとんどが採用関連の議題。

長谷部さんのような方が戦略、IR担当の形でいることにより、大きな事業構想を作ることが本当に重要で、ベンチャーにプロフェッショナル人材が本当に求められている、そう感じた。

また、このような人材が、自分と同世代の若手層からももっと産まれて欲しいと思ったものだ。元の能力も、もちろん大事だと思うのですが、インターネット分野への興味感心と言うのも大事なのではないか。インターネット大好きなプロフェッショナル人材ともっと意見交換をしたいと思っています。

IVS本当に、お疲れ様でした。